Ruby/NArray ver 0.5.8 (2005-08-05) by Masahiro TANAKA * Ruby/NArrayの特徴。 + Rubyで、高速な数値計算が可能。 + 要素には、8,16,32 bit 整数、単精度/倍精度の実数/複素数、 および Rubyオブジェクトをサポート。 + 部分配列の取出し、代入も容易。 要素位置の指定には、数値、範囲、インデックスの配列が使用可能。 + +,-,*,/,%,** や 算術関数の演算は、要素-対-要素でおこなう。 + 配列同士の演算・代入は、各次元のサイズが同じであることが必要。 ただし、サイズが1の次元は、他方の配列のサイズに合わせて 「繰り返し」同じ要素が適用される。 + FFTW (高速フーリエ変換) version 2 インタフェース附属。 ただし FFTW version 3 は次のモジュールでサポート。 http://www.ir.isas.ac.jp/~masa/ruby/dist/ruby-fftw3-0.1.0.tar.gz + NImage (X11イメージ表示) クラス附属。(nimage/ ディレクトリ参照) + Ruby/PGPLOT (グラフィックスライブラリ、別悃) にて XYグラフ、ヒストグラム、等高線、イメージ表示可能。 + 数値計算・画像処理・データ解析など幅広い応用が可能(と思う)。 * 類似品 + Python/NumPy, Perl/PDL, Yorick, IDL * 不十分な点 + メソッドが不足。 + バグ出しが不十分。 + ドキュメントがない。 * インストール方法 Rubyの標準的な拡張ライブラリと同じです。ソースを展開したディレクトリで、 ruby extconf.rb make make site-install (または make install) と実行します。 * 動作確認 ruby 1.8.2 (2004-12-25) [i686-linux] gcc version 3.3.3 20040412 (Red Hat Linux 3.3.3-7) * 配布条件 Rubyのライセンスに準拠します。 * 著者 田中昌宏 ご意見,バグレポートその他は masa@ir.isas.ac.jp までお願いします。 * 謝辞 まつもとゆきひろ さん をはじめとするRuby開発者のみなさま for Ruby 伊藤 彰則 さん for MDArray 拡張ライブラリの作り方や、Arrayから多次元配列に変換する部分を 参考にさせていただきました。